「いつだって、ラビ先輩の隣には、綺麗な女の人がいて―――僕は、男で……だから、諦めようって……」

泣いてるのに。
俺の所為で泣いてるのに。

「アレン……」

どうしようもないほどに愛しくて。嬉しくて仕方ない。

「苦しくて、辛かったのは、俺だけじゃなかったんだな…」

「ラビ、せんぱい?」

今度は俺の番。

「男同士だってことで、迷って、悩んで、もがいてたのは、アレンもだったんだ…」

迷って、悩んで、諦めようとして、でも、出来なくて、誤解して、嫉妬して、もがき苦しんでいたんだ。

「なあ、アレン…アレンが好きなのは、俺だって、自惚れても良いんだよね?」

一瞬迷ったように視線を外して、でもアレンは顔を真っ赤にしながらも確かにこくりと首を縦に振ってくれた。

「ごめんな…アレン。辛い思いさせて、ごめん…」

きゅっと俺の服の裾を握り、こつんと俺の胸に額を押し当ててくる。

「俺が付けた傷なら、俺が責任持って癒すから……俺のモノになって?アレン」

「それなら、僕も…貴方に付けた傷は、僕が癒します…」

それが、アレンからの答えだった。





宿泊施設に戻った俺たちは、俺達がいないことに気づいて心配していたリーバーに、廊下に正座させられこっぴどく叱られた。
でも。

「ま、何はともあれ、良かったな…二人とも」

どうやら俺たちの恋がどうなったのか、アレンの良き相談相手だったらしいリーバーは察したらしく、最後の最後には、めちゃめちゃ良い笑顔で、リーバーは俺たち二人を祝福してくれた。










「何、見てるんですか?」

「ん〜?いや、良い眺めだな〜ってさ」

「オヤジですか、貴方は」

そんなジト目で見られても、顔が綻んでしまうのはどうしようもなかった。

「第一、僕がこんな格好しなきゃならない羽目になってるのは、ラビの所為でしょう?」

昨日、次の日が学校が休みだからと、アレンを俺の家に誘った。
家に着くなり俺は、シャワーを浴びる時間すらもどかしいと言うように、アレンの身体を浴室に押し込んで、制服が濡れるのも構わずに身体を繋げた。
その後、ろくに身体を拭きもしないで、ベッドの中で絡み合って、そしてそのまま疲れて眠ってしまったんだっけ。
多分、着るものは、アレンには大きすぎる俺のYシャツ一枚。
夏が終わりを見せ始め、秋の訪れを感じさせる柔らかな日差しが部屋に差し込んで、俺の大きなシャツ一枚を着ているだけの、アレンのしなやかな身体のラインを浮き立たせている。
あの夢の中の光景がふと重なる。
あの夢の中の男は、俺だったのだろうか?
あくまでも夢の中の出来事だから、確認のしようもないけれど。

「アレン…おいで」

今は確実にアレンは、俺が伸ばす手に向かって歩いてきて。

「どうしたんですか?なんか、物凄く……」

「幸せそう?」

「…はい」

俺の腕の中にいる。

「俺、まじで、幸せなんさ…」

「はあ、そう、ですか」





なかなか行動に移せない俺への警告だったのか、それともこんな幸せな結末を示唆していたのか。
それすらも夢だから、確認することなんか出来ないけれど。
もうきっとあんな夢は見ない。
だって、もう誰にもアレンは渡さない、手放すつもりないから。





「な、アレン。もう、そのままの格好で良いんじゃないか?」

「は!?嫌ですよ!」

「何でさ〜、俺のモノって感じで、良いじゃん♪」

「あ〜そうですか…じゃあ、他の格好の僕は貴方のものじゃないんですね?」

「え!?いや、違っ!全部、俺のもんさーーーーーーーー!!アレーーーーーーーーン!!!」

「わっ!!ちょっ!!!どさくさにまぎれて、押し倒すなーーーーーーーーー!!」

終わってしまえ!

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